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底地とは

底地とは

底地(そこち)とは?|わかりやすく解説します【不動産用語辞典】

■ 底地とは?

底地(そこち)」とは、他人が建物を所有・使用している土地のことを指します。特に、借地権が設定された土地を意味し、土地の所有者(地主)は土地の所有権を持っていますが、借地人(借り手)がその土地の上に建物を建てて使用しています。

つまり、地主と借地人がそれぞれ「土地」と「建物」の権利を分けて持っている状態です。


■ 借地権と底地の関係

底地と借地権は表裏一体の関係です。

  • 借地権者:土地を借りて、建物を建てる権利を持っている人(建物所有者)

  • 地主(底地権者):土地そのものを所有している人

このような土地では、借地人は地代を支払いながら利用し、地主は定期的な地代収入を得る形になります。


■ 底地の特徴

特徴内容
利回りが安定地代収入が継続的に入るため、比較的安定した収益が見込めます。
売却・処分に制限あり借地人の権利が強く、土地を自由に売却したり、開発したりするのが難しいケースもあります。
利用制限がある借地契約中は地主が土地を自由に使用することができません。
相続税評価が低い利用に制限があるため、相続税評価額が低くなる傾向があり、相続対策として使われることもあります。

■ 底地の取引・売却は可能?

底地は売買可能ですが、以下のような注意点があります:

  • 借地人に優先交渉権がある場合が多い(借地人に売却の意向をまず伝える)

  • 買い手が限られるため、流動性が低い

  • 不動産業者を通じて、**一括売却(借地権とまとめて)**や、等価交換の提案も検討されることがあります


■ 底地の評価と収益性

底地の価格は一般的な土地と比べて低く評価されがちです。なぜなら、土地を自由に使えないため、市場での価値が制限されているからです。

ただし、長期的には以下のような収益機会もあります:

  • 借地契約終了後の更地化

  • 借地人との権利調整による等価交換や立ち退き

  • 借地権との同時売却での一体活用


■ 底地の活用やご相談は当社へ

底地は一見すると活用しづらい資産ですが、戦略的に管理・売却・活用することで大きなメリットを生み出す可能性もあります。

SPIプロパティでは、地主様・不動産オーナー様からの底地に関するご相談・権利調整・売却査定を承っております。
無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。


■ よくある質問(FAQ)

Q. 借地権者が地代を支払ってくれないときは?
A. 内容証明郵便での通知や契約解除の検討など、法的対応が必要になる場合もあります。まずは専門家にご相談を。

Q. 底地を借地人に売るメリットは?
A. 借地権者にとっては土地を手に入れるチャンスなので、話が進みやすく、相場よりも高値で売却できるケースもあります。

Q. 底地はどんな人に向いている?
A. 相続税対策を考えている方、安定収入を得たい地主の方、権利調整による資産最大化を目指したい方などに向いています。


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